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軽貨物運送業界の将来について

現在の軽貨物運送業界は荷主→運送会社→委託先軽貨物ドライバーという、とてもシンプルなビジネスシステムになっています。
確かにこうしたシステムはわかりやすいです。
しかし「シンプルで便利=参入障壁が低い」という構図になっており、非常に新規参入者が多いのも、また特徴といえます。
また海外勢力による競争も現在は始まっており、限りあるパイを食い合う将来になりそうだと、一部有識者の間では不安が高まっています。
そうしたジリ貧になりかねない状況を打破すべく、総合軽貨物トランスポーテ―ションプラットフォームが登場すると予想している専門家もいます。
総合軽貨物トランスポーテ―ションプラットフォームとは・・・・・・空×陸における一体的な輸送体系の構築を指します。
軽貨物輸送に特化した空輸と実績豊富な陸路を組み合わせる事で、中間で発生する集積倉庫への入出庫そのものを無くし、飛行機から直接軽バンに軽貨物を積み込み、エンドユーザーに届けるという仕組みです。
これにより従来発生していた人件費や倉庫費を抑えらえるだけでなく、輸送時間の短縮を行う事もできます。
もちろんこうした総合軽貨物トランスポーテ―ションプラットフォームを実現する為には、航空会社と軽貨物運送業者の提携が必要不可欠になるでしょう。

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